この五月、本当はシュトックハウゼン作曲のTierkreis(12星座)の演奏会を予定していたのですが、新型コロナウイルスの影響で中止に。しかし、せっかくなので、この曲について少し紹介してみようと思います。
Tierkreisはもともと「6人の打楽器奏者とオルゴールのためのMusik im Bauch」という作品の中で12星座のメロディーとして作曲されました。それを独立して「メロディー、もしくは伴奏楽器とのためのTierkreis」として出版。この曲は他にも作曲家によって室内オーケストラ、クラリネット・フルート・トランペットのトリオや歌と鍵盤楽器などの編成に編曲されています。シュトックハウゼンは12星座の性格を勉強し、自身の子どもや友人・知人のことを星座を踏まえて思い起こしながらメロディーを作曲、そして歌詞も自分で書きました。
私は水瓶座なのですが、そういうのを意識しながらメロディーを自分で演奏すると、しっくりするような気がします。逆に、他の星座のメロディーを演奏していると、「自分はこうじゃないけど好きだな。」とか、「よくわからない。」とか…いろいろと感じて面白い。
この曲、順番を変更せずに最初に演奏した星座をまた最後にも演奏すればどの星座から演奏を始めてもいいとなっていて、更に、伴奏はどの楽器にも変更していいようにもなっています。
なので、5月に演奏会ができていたら、ピッコロ・フルート・アルトフルート・オーボエ・イングリッシュホルン・クラリネット・バスクラリネットという編成でする予定でした。
また機会を改めてできますように!