Duo DANKとしての活動を始めて早4年。
チューリッヒでDianaと出会い、いろんな曲を試して、コンクールにも挑戦して、コンサートもして…。
本当に「挑戦する」ことに楽しさと面白さを共有できるパートナーに出会えてこんなにも嬉しいことはありません。
今回のプロジェクトは、ニコライ・メットナー作曲ヴァイオリンソナタ第三番「エピカ」に挑戦します。(曲については後日またじっくり調べてから書こうと思います。)
この曲、なんと…45分以上かかります。
クラリネット奏者としては、かなり未知の世界です。
体力・集中力、持つんだろうか?
リードは果たして無事なんだろうか…。
クラリネットが入っている曲で、もちろん45分くらいの曲もありますが、
ソナタで、休みがほとんどないっていうのは見たことがありません…。
それでも、この曲に挑戦したかった理由は…
この曲に惚れてしまいました。
本当にかっこいいし、面白い。
吹けば吹くほど難しいし、ピアノとの掛け合いが楽しくなってきます。
この曲、最初に提案されたときは、「いやー…無理でしょう…」ってはっきり言って思いました。
でも、とりあえずやってみようと楽譜をいざ読み始めると、一気に虜になりました。
譜読み自体に数カ月かかり、こんなに時間がかかった譜読みははっきり言って初めてでした。
それでも、最後まで粘って、やっと演奏会を企画して、お披露目まであと1か月半です。
ただ、まだ演奏会への期待よりも不安のほうが強いというのが正直な気持ちです。
あと1ヵ月半、できるだけのことをして、
この大きな挑戦を大いに楽しみたいと思います。
まずはバーゼル。
どうぞよろしくお願いします。
杏里